天経閣

お知らせ

— 2025.01.13 —
 般若心経を公開しました。
 三世因果経を公開しました。

— 2025.01.01 —
 2025年1月中旬更新予定。

— 2024.11.09 —
 般若心経―公開準備中です。

— 2024.10.28 —
 維摩経を公開しました。

— 2024.10.28 —
 金剛経を公開しました。



凡例


  • 訳文は、漢文のきょうてんを意訳の手法で現代日本語に訳したものです。
  • げんてんの深く、隠れた意味を分かりやすい言葉で表しているため、漢文の用字と大きく異なる場合があります。
  • げんてんでは敬語の使用は少ないですが、訳文では日本の文化に基づき、てきせつな敬語を加えています。
  •   :文をクリックすると、漢文のきょうてんが表示されます。
  •  :文をクリックすると、漢文のきょうてんが非表示になります。
  • :漢文のきょうてん
  • 「 」:会話文。
  • 『 』:会話文中の会話文。
  • ( ):① 人物のそく説明。
        ② 仏教用語のそく説明。
        ③ 解説。
  • ⦅ ⦆:( )中の解説。

経典紹介


正式名称:金剛般若波羅蜜経こんごうはんにゃはらみつきょう
漢訳  :鳩摩羅什くもらじゅう
文字数 :~15,200字(日)
     ~  6,700字(漢)

 こんごうとは、へんで最もけんなもの、何でもできるものをしょうちょうしています。
 はんにゃとは、サンスクリット語で素晴らしいを意味します。
 みつとは、サンスクリット語で、生死の世界であるがんからはな だつがんに到達することを意味します。
 きょうとは、修行の経路けいろを指します。

正式名称:維摩詰所説経ゆいまきつしょせつきょう
別名  :不可思議解脱経ふかしぎげだつきょう
漢訳  :鳩摩羅什くもらじゅう
文字数 :~77,200字(日)
     ~33,200字(漢)

 伝説によれば、【維摩経ゆいまきょう】の主人公であるゆいきつきんぞくにょらいの転生者とされています。

 おシャ様の時代、ある日、ゆいきつが病気になりました。おシャ様は弟子やさつたちにゆいきつわせようとしましたが、皆それぞれにゆいきつゆうべんに屈服した経験があり、誰もう勇気がありませんでした。

 最終的に、第一としょう れるもんじゅさつが皆を率いていに行き、そこで一連の素晴らしい仏法の討論が展開され、さまざまななことが起こりました……

正式名称:はんにゃみっしんぎょう
漢訳  :玄奘法師げんじょうほうし
文字数 :~262字(漢)      

 『はんにゃしんぎょう』とは、によってだつがんに至る心法を意味します。全文の文字数はただ二百六十二の漢字ですが、全六百巻の『だいはんにゃきょう』の精髄がこの短い一巻の中に収められています。これは仏教界で最も広く知られ、最も多くの人々に暗唱されたり、唱えられたりするきょうてんです。

しきそくくうくうそくしき」という一文は非常に有名であり、『はんにゃしんぎょう』の要旨はすべてこの「空」の字に収められています。この「空」のじっせんできれば、によってだつがんに至ることができるようになるのです。

出所  :中国民間
文字数 :~4,000字(日)
     ~1,200字(漢)

 平たく言うと、いんおうほうとは、善を植えれば将来に善の結果を収穫でき、悪を植えれば将来に悪の結果を受け、私たちが作った業は未来にある形式で自分に返ってくるということです。また、借りは返さなくてはいけません。これは宇宙の法則なのです。それでも、世間のいろいろないんはもつれて複雑に入り組んでおり、多くのほうは数十年後や次の世で成熟し、いんおうほうについての確かなしょうがないので、多くの人はいんおうほうを信じません。

さんいんきょう』は、さまざまな例を挙げ、何の業が何のほうに導くかを説明し、皆にいんおうほうの法則を理解させます。しかし、経文中で述べた原因は唯一の原因ではなく、他の類似の行いも同じほうに導くことはできるのです。また、心がほうえいきょうする重大なようであり、真心を持って善を行い、ほうを期待しないことこそが真正なぜんぎょうなのです。もしほうを求める心を持って善を行えば、積んだふくとくは大幅に減少するのです。

「もし前世のいんを知りたいならば、この世の人生を見なさい。もし未来世の運命を知りたいならば、この世でしたことを見なさい。」運命またはふくろくは生まれる前にすでに定まっていると言われますが、運命は変えられないわけではありません。どんなに良い運命でもあくぎょうえいきょうで落ち目になる可能性はあり、どんなに悪い運命でもぜんぎょうによって逆転させることはできるのです。ですから、運命が悪くても幸福の追求を諦めるべきではありません。誰でも努力して人生を耕せば、未来の人生はきっと幸せになれるのです。

 原典では古代の事例を挙げているが、訳文は現代の環境によって適切な変更を加える場合があります。


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